2007年03月

2007年03月31日

昨日のブログで、真っ直ぐに立つことは不安定だが楽だ、ということを書きましたが
実際はグニャッと崩れた姿勢をしているほうが楽に感じる場合もあります。

片足に重心を掛けたり、片肩を上げてみたり、首をナナメにした
“良くない姿勢”の方が脱力できる、というのはあります。

しかし、これらは楽に感じますが、カラダにとっては決して楽ではありません。

どういう意味かというと、崩れた姿勢をしているとき、
カラダを支えているのは支えているのは「靱帯」だからです。

「靱帯」とは関節の周りにある、関節が大きく動き過ぎないように支える組織です。

例えば、下の図は膝周りの靱帯です。

膝周り靱帯

青い線が「靱帯」です。

筋肉とは違い“にかわ”質の丈夫な組織なので、ほとんど伸び縮みしませんし、
その代わり一度伸びたり切れてしまえばほとんど再生しません。

正面から見たときに膝が斜めになっていても、力をいれずにカラダを支えられてりるのは
この靱帯が関節を支えているからです。

筋肉ではなく靱帯で関節を支えれば、力が必要ないので楽に感じるのです。


ただし、この靱帯は筋肉よりは強いですが、筋肉のように再生はしませんし
骨よりは全然弱い組織です。

なのであまり負担を掛けすぎると伸びてしまい、関節を支える機能が弱くなります。

膝で言えば、靱帯が「ゆるい」せいで反張膝(膝が反りすぎている状態)や
O脚・X脚になる場合が多いです。


この靱帯でカラダを支えている状態は股関節にも骨盤にも腰にも言えることです。

繰り返しになりますが、靱帯は筋肉よりは強いですが、
筋肉のように再生はしませんし骨よりは全然弱い組織です。

そこに負担を掛けすぎることは、カラダがにとっては楽ではないことを知ってください。


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P.S.
靱帯が伸びてしまって、支える機能が低下したときでも、
筋肉で支えられれば問題はありません。

しかし大体が筋肉で支えられてなかったからこそ靱帯が伸びるので
靱帯で支えられなくなった関節そのものが痛んでしまいます。


腰や膝が大きく曲がってしまう骨の変形は、いきなり起こるのではなく
筋肉が弱り、靱帯で支えきれなくなり、そして骨自体が曲がってしまう
という順番で起こります。

これらを防ぐために、いつまでも快適に過ごすためにも、
できるうちから筋力バランスを整え、真っ直ぐに立つことが大切なのです。
おーもり at 23:11|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2007年03月30日

エンピツのように棒状のものを立てようとするのは不安定です。

当たり前のことですが、横に倒した方が安定します。
転がることがあっても、倒れてしまえば倒れたままですから。

縦に立てようとするとき、棒が斜めになっていてはすぐ倒れます。

立てるのであれば、棒は真っ直ぐになっていなければなりません。

逆に、真っ直ぐになっていれば、立つことが出来ます。


人間の姿勢も同じで、カラダを真っ直ぐにすることで
立つ姿勢は最も楽になります。

もちろん、斜めになっていたら倒れそうになります。

それでも人間が倒れないのは、筋肉や靱帯でカラダを支えているからです。

真っ直ぐに立つことは、不安定なのですが、楽なんです。


自分を支えるもの(筋肉など)が何もないエンピツでさえ、
真っ直ぐになれば立つことができます。

つまり、真っ直ぐに立つことで、筋肉に対する余計な負担を
なくすことができるのです。


そしてさらに言えば、不安定であることは良いことなのです。

なぜなら人間は動物であるから、より軽快に素早く動けることが
本来求められる性能だからです。

不安定ということは、逆に言えば動きやすいとも言えます。

その場でドシッと安定するカラダは、一見良さそうですが
(ただ立つ,座るに関しては良いのでしょうけど)
それは動物としてのカラダの機能を低下させているになります。
(運動不足により、筋力低下や脂肪の増加、新陳代謝低下などの原因になります)

ですから、快適に生活するために“動きやすさ”を優先した姿勢
=足から頭まで真っ直ぐな、力みのない「リラックス姿勢」を
意識していただきたいのです。


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P.S.
足の細いコマの方が良く回る、のと似たようなものと思うと想像つきやすいでしょうか。

誤解を恐れずに書けば、人間のカラダに必要なのは
安定感よりもバランス感覚だと考えます。

安定するカラダをつくるという意識よりも、バランスを整えるコントロール力を
養っていく方が、結局はバランスを崩しにくいカラダになっていくはずです。
おーもり at 23:18|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2007年03月29日

良い姿勢のひとつの指標として、カラダを真っ直ぐにすることがあります。

単純にカラダを真っ直ぐにした方が見栄えが良い、というのもありますが
それ以上に足から頭が“つながる”感覚を感じることが大切です。


地球上には重力がありますから、常にカラダは地面に引き寄せられています。

その時に、頭から足までが真っ直ぐになることで「骨」でカラダを支えることができます。

カラダが歪んでいると、その負担はカラダの節々に掛かってしまいます。

例えば、背中が丸まり頭が前に出ていると、
頭の重さを首や肩だけで支えることになってしまいます。

首や肩のコリの原因になります。

しかし、軽くアゴを引いたような、首から背中・腰が真っ直ぐになっていれば
頭の重さを全体で支えることができます。


このように、足まで頭の重さを感じる=足から頭までが“つながっている”感覚を
得られていれば、カラダ全体でカラダ全体の重さを支えているということです。

そして、その状態がもっともカラダに負担の少ない、つまり良い姿勢なのです。


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P.S.
逆に、歩いているときの足の裏の振動を頭まで感じる、というのも
足から頭までつながっている感覚です。

ちなみに、余計な力が入っていると、つながっている感覚は得られません。

あくまで「リラックス姿勢」が大切なんです。
おーもり at 23:55|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2007年03月28日

人間の目、というか意識は横方向には強いのですが、上下には弱いものみたいです。

目線よりほんの少し上にあるものに気がつかない、なんてことはよくあることだと
思います。

陸上に生きる全ての生物がそうなのかもしれませんが、横に広がる、
つまり地平線に広がる視野を持つような構造をしているのでしょう。

本も開けば横のほうが長いですし、縦長のテレビ画面もありませんしね。

だから、横の方が意識しやすいはずです。

しかし、その「意識のしやすさ」が実はやっかいなんです。

「高さ」の必要ない空間で生きている現代人は、上下(縦)の意識がますますなくなり、
横方向ばかりの生活になります。

すると、カラダの形も間違いなく横に広がってくるでしょう。


いつも書いてますが、現代社会はカラダを歪ませる要因であふれています。

現代社会の中で「自然にまかせて」いては、カラダはゆがんでしまうのです。

快適な生活を送るために、動きやすくカラダに負担の少ない姿勢を保つために、
不慣れな縦方向の意識=「カラダを縦の伸ばす意識」を持ってみましょう。

やりにくさがあっても、かえってスッキリできますよ。


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P.S.
おなかも、脂肪がたまった横線よりも、腹筋による縦線が入る方がカッコ良いですよね。

ただ“自然に”していると、間違いなく「横線」が入ります。

そうならないために、上下(縦)の意識が必要なのです。
おーもり at 23:59|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2007年03月27日

昨日のブログでは、真っ直ぐにすることは決して反らす動作ではないということ、
より伸ばそうとするならば、反らす筋肉と曲げる筋肉の適度なバランスが必要
いうことを書きました。

つまり前後左右の筋力バランスを整えることで、真っ直ぐな姿勢になる
=骨でカラダを支えることができるということです。

人体で最も強い組織は「骨」です。

その骨が最も強い状態=効率的にカラダを支えられる状態が“良い姿勢”です。

逆に、真っ直ぐなつもりでも骨のバランスが悪ければ、カラダに負担が掛かります。

ちなみに、骨自体はめったなことでは歪みません。
歪みを起こすのは骨と骨とつなぐ「関節」です。


カラダを真っ直ぐに伸ばすという力は、関節の安定化につながりますが、
力みすぎてカラダを“反らして”しまうと、かえって関節に負担を掛けます。


単なる脱力ではカラダや歪みますが、力が入りすぎても、やはり歪みは生まれます。

骨の位置を安定させる=筋力バランスを整えるという意識が
カラダに負担の少ない、スムースに動きやすい「リラックス姿勢」につながります。


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P.S.
筋力バランスを整えて骨の位置を安定する=真っ直ぐになる、というのではなく、

真っ直ぐになる意識を持つと、それが骨の位置の安定につながり、
その位置を保っているバランスが、良い筋力バランスなのです。

筋力バランスを自分で意識する方が、実は難しいので、
骨というカタチから入ったほうが分かりやすいと思います。
おーもり at 23:50|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2007年03月26日

“伸び”の話が続いてますが、もうひとつ似たような話を。

これは立っているときや座っているときの姿勢にも共通していることなのですが
“カラダを真っ直ぐに伸ばす”ことについて。


立ち姿勢、座り姿勢でも、背すじを伸ばそうとしたとき、背中を「反らす」と
勘違いされている方って多いと思うんですね。

背すじを伸ばすということは、脊柱(背骨)の土台である骨盤から脊柱、
そして頭までが真っ直ぐになっている状態であって、決して背中に力を入れて
反らすという様な動作ではないということです。


例えば、高いものや遠くのものを取ろうとしたとき、手の指って反りますか?
さらに言えば、指と指が閉じますか?

遠くに延ばそうとするほど指は反りませんし、指の間も適度に空いているはずです。


つまり、より伸ばそうとするならば、反らす筋肉と曲げる筋肉の
適度なバランスが必要だということです。


立ち姿勢、座り姿勢で言えば、腹筋と背筋のバランスです。

足を伸ばすときも、前側と後ろ側、そして側面の筋肉も影響しています。


昨日までの“伸び”をするためのカラダの使い方は、そのままより良い姿勢を
保つためのカラダの使い方になるのです。


気持ち良く伸びれる姿勢は、カラダが真っ直ぐになっているはずなので
その感覚をそのまま立ち姿勢、座り姿勢のときに良い姿勢になれるはずです。


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P.S.
昨日も書きましたが、“伸び”をすることってまずは
気持ち良いことが大切だと思っています。

なので、カラダをそらすとか力むなど、無駄な力を使わず、それでいて
めいっぱい“伸び”をするイメージを持つことも、ひとつの“コツ”です。

そして、そのコツはそのまま「リラックス姿勢」を取るためのコツでもある
ということでした。
おーもり at 23:58|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2007年03月25日

“伸び”をするとき、足はつま先を伸ばすか、かかとを伸ばすか。

どちらが良いでしょうか?

まあ、どちらが正解とか間違っているではなく、
どちらが気持ちいいかを直感的に感じていただきたいのですが、
どちらが気持ちいいでしょうか?





…おそらく、かかとを押し出した方がカラダが“伸びる”と思います。


カラダには「体性反射」と呼ばれる反射があり、
かかとを押し出した=足首を曲げた(背屈させた)状態のほうが、
大腿の前の筋肉などの「伸筋群」=カラダを伸ばす筋肉が働きやすい
という「性質」があるんですね。


だから、よりカラダを伸ばしたときは、かかとを押し出すように
=足首を前側に曲げながら(専門用語で言うと“背屈”させながら)
“伸び”をすると、よりカラダを伸ばせるはずです。


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P.S.
“伸び”をすることって、気持ちいいですよね。

まず気持ちよいことが大切だと思っています。

で、かかとや足首がどうのという今日の話は、ひとつの“コツ”程度のことです。

そんなカラダの機能もあるんですよ、ということでした。
おーもり at 23:19|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2007年03月24日

寝起きやあくびをしたときに“伸び”ってしますよね。

カラダを意識的にグーンと伸ばすと、2,3cmは身長が伸びている気がします。

ふと考えると、力を入れてカラダを伸ばすって、不思議じゃないですか?

筋肉は“縮む”ことで力を発揮します。

なのにカラダは“伸びる”のはなぜでしょう?


カラダが伸びるということが“気のせいだから”…ではありません。

カラダを伸ばすときの筋肉の働きは、カラダの中心に引き寄せる力です。

カラダの中心に力を集めることで、骨のバランスも整えることができるので
カラダは中心線上に伸びることはできます。

つまり“伸び”をすることで中心線に対してカラダを整えることができているのです。


このとき大切なのは、カラダを反らしたり曲げたりする“伸び”ではなく
ただひたすらにまっすぐ伸ばす“伸び”をすることです。

足の趾先(ゆびさき),ないしは踵(かかと)から、頭の頂点,あるいは手の指先
までを最も遠くになるように引き離すように伸びをする。


真っ直ぐの伸びの方が気持ちよいはずですし、骨格の形が整うので
呼吸もしやすい=息を多く吸うことができるので、結果的に自律神経の
バランスにも良い影響を与えることができます。


なるべく大きく息を吸える、なるべくカラダを長くできる、そんな“伸び”をして、
そしてそのままの骨格バランスを保ったまま、力は抜く。

その状態が、リラックス姿勢になります。


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P.S.
別の見方をすれば、眠いときにあくびで伸びをして、少しカラダがスッキリするのは
あくびで酸素を多く取り入れた、というのもありますが、骨格バランスが少しでも
整ったから、とも言えます。


P.S.2
犬や猫は、動き出す前に“伸び”をしますよね。
あれって活動するためにカラダをほぐし整えるために行われているはずです。

より自分のカラダを活動的にするために、気持ちよく“伸び”をしましょう!
おーもり at 23:47|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2007年03月23日

当たり前ですが、歩くことは足の裏が地面に付き、そして蹴り出す動作の連続です。

このとき、足の裏は一歩一歩体重を支える刺激を受けています。

普段は意識しないであろうこの「足の裏の刺激」を意識してみましょう。

その刺激はどこまで伝わってますか?

言い方を変えると、着地した時の地面から受ける衝撃を、どこの力で支えてますか?


まずは大腿(もも)前側=大腿四頭筋の力は使っているはずです。

ももの前側の筋肉=大腿四頭筋は足を伸ばすための筋肉なので
足を伸ばしてカラダを支えるときに使われる筋肉です。

ただ、そこで終らせると足の筋肉だけを使っているので
足が疲れやすく、足が太くなりやすくなってしまいます。


ここから先は意識しにくいところなんですが(慣れれば意識できます)
おしりの筋肉(臀筋群)や背中の筋肉までを使って「足の裏の刺激」を
支えることができると、とうぜん足の負担が減り、全身を使った歩き方が
できます。


おしりの筋肉や背中の筋肉を歩いているときに“使う”という感覚は
まず難しいので、まずは、一歩踏み出したときの「足の裏の刺激」を
足だけで支えるのではなく、おしりや背中も使って支える、という
イメージを持ってみてください。

うまく刺激が伝わったときは、その歩き方は柔らかくスムーズな
「リラックス姿勢」な歩き方になっているはずです。


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P.S.
要は足だけでカラダを支えないで、全身でカラダを支えながら歩きましょう
ということです。


…なんとなく、イメージをつかんでいただければ幸いです。
おーもり at 23:27|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2007年03月22日

柔らかいゴムボールを地面に投げると弾みます。

何度か弾んだ後に止まりますが、止まっても丸い形を保っています。

柔らかい粘土のボールを地面に投げてみます。

弾ますに、ベタッと地面に張りつきます。もちろん形は崩れています。

両方とも柔らかいのは同じなのですが、内側から力(張力)が
あるかないかの違いで、地面についた後の状態が変わります。


さて、人間のカラダは柔らかいです。

皮ふや体脂肪、筋肉、そして細胞液や血液などが固いわけはありません。
カラダで固い部分は骨と爪くらいなものです。

骨が固いとしても、骨と骨をつなぐ「軟骨」は柔らかく、
弾むことで地面からの衝撃を分散・吸収しています。

そして、皮ふや体脂肪、筋肉、細胞液などの力で内側からの力が掛かっています。

このように、人間のカラダは、ある程度は弾む性質があります。

ただ、それらの弾む性質を充分に活かせていますでしょうか?


地面を支える、または地面を押す・蹴るなどは力で行ないますが
“弾む”ようなカラダの使い方をするためには、力だけでは不十分です。

むしろ、余計な力が掛かることで“弾み”は損なわれます。


弾むカラダでいるためには、余計な力を抜き、バランスの良い状態でいることです。

つまり、リラックス姿勢です。


人間のカラダはある程度は弾むようにできています。

それを活かすということは、無駄に力を使う必要がない
=疲れにくく快適な日常生活を過ごせることにつながります。



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P.S.
普段歩いているときに、どの程度自分のカラダが“弾んでいるか”を
観察してみてください。

地面に付いた足の力が、いかに弾んでいるか=いかにスムースに
足を持ちあげる力になっているか。

一歩一歩「粘土」のように、ベタッと地面に押しつけるような歩き方では
すぐに疲れてしまいます。

何度も弾んで、なかなか止まらないゴムボールのように、
軽快なリズムでカラダを動かすイメージを持ってみましょう。

カラダが動かしやすく、疲れにくくなるはずですよ。
おーもり at 23:55|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)
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